黒船から150年。
日米関係のこれからは・・・?


ニューヨークで日本文化を紹介するNPOジャパン・ソサエティでは、ペリーが浦賀に訪れてから150周年を記念して、昨年からいろいろな関連イベントを開催している。

2月19日には、「日本とアメリカ:国交150年」と題したパネル・ディスカッションが開かれた。出席したのは、ジョン万次郎研究家でジャーナリストの北代淳二氏、歴史家で「敗北を抱きしめて」、「容赦なき戦争」他の著者ジョン・ダワー氏、コロンビア大学教授で歴史が専門のキャロル・グラック氏、「Inventing Japan, 1853-1964」他の著者イアン・ブルマ氏。

それぞれが日米交流の今昔、今の日本などについて語った中、ジョン・ダワー氏は、教えているマサチューセッツ工科大学の同僚と一緒に作った、ペリー来航時の日米の反応を多数の図版で比較した興味深いウエブサイトを紹介した。
www.blackshipsandsamurai.com

その後、話は日本の憲法改訂の是非に移った。「せっかく世界に類のない平和憲法なのだから、守るべきだ。パンドラの箱を開けることになる」と改訂を懸念するダワー氏に対し、グラック氏は「憲法はただの紙切れ。誰が書くかが問題」、ブルマ氏は「ドイツだって戦後ワイマール憲法に基づいた憲法を作ったのだから、日本も自分たちの憲法をもつべき」と改憲に同意する意見。

会場から、「日中の未来は?」という質問が出たが、ダワー氏以下、誰もわからないという返答。

きなくさくなってきた東アジアの未来はどうなるのかという不安を感じさせた。 (by 八巻由利子)