「マルコムX博物館」建設を呼びかけるイベント


2月21日はマルコムXの命日。39年前のこの日、マルコムは、マンハッタン北部のオードボーン・ボールルームで講演中に凶弾に倒れた。この日、ハーレムのションバーグ黒人文化研究所内ラングストン・ヒューズ講堂で、命日を記念して「マルコムX博物館」主催のイベントが開催された。

建設のための事務所をハーレムの西137丁目175番地に構える「マルコムX博物館」は、マルコムの妻、故ベティ・シャバズが生前、考案し、1997年に正式に発足。現在は、ニューヨーク州教育省評議会から認可されており、。毎年、マルコムの命日と誕生日(5月19日)にイベントを開催している。

今回のイベントのタイトルは「Malcolm X, Women & The Black Liberation Movement」。博物館の理事Ghislaine Hermanuzのあいさつの後、マルコムから影響を受けた3人のティーンたちが自作の詩を朗読。さらに、マルコムと共に公民権運動に参加し、博物館の理事のひとり、日系人ユリ・コウチヤマ(カリフォルニア州オークランド在住)の最近のビデオ・インタビューが映され、マルコムの思い出が語られた。

後半は、最近出た、ベティ・シャバズの伝記「Betty Shabazz: A Remarkable Story of Survival and Faith Before and After Malcolm X」にちなんだマルコムとベティの関係、「マルコムXグラスルーツ・ムーブメント」という若者の団体の女性のマルコムの遺志をついで行動すること、イスラム教を信仰する女性団体のメンバーのマルコムの伝記を初めて読んだ時の記憶などについて、それぞれが熱っぽく語った。

ハーレムというアメリカ一の黒人コミュニティーを擁するニューヨークに、黒人に関する博物館がないことでもわかるように、黒人コミュニティーは資金不足だ。博物館建設には、莫大な資金が要るため、広く寄付を呼びかけている。博物館建築計画の詳細、連絡先などは以下のサイトへ。(by 八巻由利子)

www.themalcolmxmuseum.org