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| 26. 「無知の衝突(The Clash of Ignorance)」:「The Nation」誌(2001年10月22日号)に載ったエドワード・サイードのもうひとつの論考 |
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| エドワード・サイードが「The Nation」誌(2001年10月22日号)に「無知の衝突(The Clash of Ignorance)」という論考を載せた。 (http://www.thenation.com/doc.mhtml?i=20011022&s=said) 題名が示すように1993年発表のサミュエル・ハンティントンの話題の論考「文明の衝突?」を批判しつつ、9月11日の事件を考察しようとする試みだ。冷戦後の世界政治の「新しい局面」として、ハンティントンは新しい世界の紛争の根源的な主因はイデオロギーでも経済でもなく文化だとし、「文明の衝突が世界政治を支配する」と説いた。このいかにも俗受けしそうな論の中でハンティントンは世界を8つほどの文明にわけ、その衝突の可能性を描いた。サイードは諸文化内のダイナミズムと多層性、諸文明間の交流・共有・共栄の歴史を無視し、文化とアイデンティティという複雑なことがらをいとも粗雑に扱うハンティントンに異を唱え、「西洋」対「その他」というパラダイムを批判する。さらに9月11日以来、さまざまな人々がこのパラダイムを便利に使ってイスラムのトラブルとそれに対する西洋の優越をあげつらっているとする。(「『我々』にはモーツアルトとミケランジェロがあるが、彼等にはない」という風に)。だがそういう比較をするのなら、なぜ、オサマ・ビン・ラディンに相当するのはガイアナのジム・ジョーンズ、日本のオウム真理教という風な見方をしないのか、とサイ−ドは説く。そして「西洋」と「イスラム」(そして過去と現在、我々と彼等)という人を混乱させ誤った判断に導くラベル付けを問題視する。本サイト「特別読み物」の「イスラムと西洋とは不適当な旗じるし」とあわせてお読みください。 |
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